母の日に読みたい本特集

母の日に読みたい本特集

ノンフィクション好きが選ぶ、「母」をめぐる珠玉の5冊

るこ
るこ

こんにちは、ツンドクスタッフのるこです📚 「5月10日は母の日」ということで今回は母にちなんだ本を選んでみました🌹! 私自身、月に50冊本を読むのですが小説などはあまり読まなくて、ノンフィクションを読むことが多いです。そのなかでも母親についてのノンフィクションが多い多い…。ノンフィクション大好きな私が選んだ珠玉の5冊をお届けします!

母という呪縛 娘という牢獄

母という呪縛 娘という牢獄

齊藤 彩

講談社|定価 ¥1,980|285ページ

個人的に大好きな1冊で、普段読書をしなかったりノンフィクションを読まない人にもノンフィクションの入り口としておすすめです!実際に起きた、娘が母親を殺してしまったという事件を題材にしているのですが「家庭」そのなかでもまた「母と娘」の関係をこんなにも描き切っている作品はなかなかないです…。読んでいる途中で自分もその家の中の雰囲気にもっていかれそうになるので体力がある日に一気に読むのをおすすめします(笑)

母の愛、僕のラブ

母の愛、僕のラブ

柴田葵

書肆侃侃房|定価 ¥1,980|128ページ

重い内容を読むのは苦手な方もいると思うので短歌を1冊選んでみました。

「短歌」と聞くと、難しそう、理解できるのかなと思う人も多いかもしれませんが、現代短歌は全然そんなことなくてむしろめちゃくちゃ自由で読みすくて楽しい、です!!私は短歌が大好き。

ちなみにこの『母の愛、僕のラブ』の中で私が好きだった短歌は、

八ヶ月後の分娩の予約をする 枠が埋まると産めないらしい

これ短歌なんです!!なんか新しくておもしろくないですか?日記のおもしろさとはまた違うジャンルだけど、短歌ってその時々の情景とか起こった状況に対してだったり、ちっちゃい出来事だけど自分がちょっと心が動いたことを5・7・5・7・7にぎゅっと書いていておもしろいんです!!

母影

母影

尾崎 世界観

新潮社|定価 ¥1,430|124ページ

小説でも1つ選んでみました。この作品は過去に芥川賞の候補作にもなったことのある1冊で、クリープハイプというバンドのボーカル尾崎世界観さんが書いた作品です。

尾崎さんの作品は何冊か読んだことあるのですが『母影』ぶっちぎりで大好き…。

少女の語りで話が進められていく、ということもあって文章がときどきひらがなになっているところもあるのが読み進めるにつれて、舞台である母親が働いているマッサージ屋の空気感がどんどん伝わってきます。

母が重くてたまらない

母が重くてたまらない

信田さよ子

朝日新聞出版|定価 ¥858|207ページ

母の日にすごいタイトルの本を選んでみました(笑)著者の信田さんはカウンセリングを仕事にしている方でこれまでも「依存症」や「アダルトチルドレン」についての本などを書かれていて(他の本もどれもおもしろい…。)今回は「母の日特集」ということでタイトルに「母」がはいっているこの作品を選びましたが、気になる方は他の作品もぜひチェックしてみてください!

聴こえない母に訊きにいく

聴こえない母に訊きにいく

五十嵐 大

柏書房|定価 ¥1,870|213ページ

自分の母親は耳が聴こえない、ということをきっかけに著者である五十嵐さんが母親の幼少期について調べていったり、今の時代より数十年前の聾学校のことや、耳の聞こえない人に対しての社会の対応、周りの大人たちが母親に対してどう関わってきたのかを知っていくという作品です。

私はこの本を読んだことをきっかけに「コーダ」や「優生保護法」について知りたいと思ってそのことに関連する本も読みました。本を1冊読み終わったときに「じゃあこの分野についてもっと知りたい!」となったりして、また次の本に手が伸ばせるのが本の魅力ですよね。

母に関する本、この世に多すぎる。

「母の日に読みたい本特集」いかがでしたか?

全部ノンフィクションの作品、というわけではなく「小説」や「短歌」なども入れてみたのでどれか1冊は自分に合う本が見つかるんじゃないかなと思います!

今回この特集のために選書している時にやっぱり「ノンフィクション×母」の作品がたくさんあって厳選するのが大変でした(笑)個人的に「母親」についてのノンフィクションの場合「娘」もセットで語られる本が多いと感じたので、私はこれから「母×娘」問題についての本を片っ端から読みたいと思います。

るこ

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るこ

文学とお笑いと労働。かんがえることを諦めたくない✌🏻

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